自然界の色の法則〜「ナチュラルハーモニー」

2018年12月16日(日)7:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.32〜

人間が生きていく上で必要なこと。
それは自然界がたくさん教えてくれます。
もそう。

カラーコーディネーターにとっては
迷ったら自然界に学べ」という言葉もあります。

自然界は「」と「」。
があってがあるからこそが存在し、
その間に無限の色が広がっているのです。

」が当たっているところは、当然「明るく」なります。
」になっているところは、当然「暗く」なります。

実は明るくなっているところは「黄みよりに」見え(イエローベース
暗くなっているところは「青みよりに」見えます。(ブルーベース


このように、トーンマップの中で、
明るい色」は「黄みよりに」(黄色に近い位置から選ぶ)
暗い色」は「青みよりに」(青紫に近い位置から選ぶ)

加えて色相差を1か2か3隣接色相配色〜類似色相配色)にまとめたものを
自然界の調和からならったことから「ナチュラルハーモニー」と言います。

ナチュラルハーモニーは、
人間が自然界の中で見慣れているため
安心感」や「安定感」を覚えやすい、という傾向があります。

そのため、ある意味、万人に受け入れられやすい配色となりやすいです。

しかし、「いい」も「悪い」も、
光と影」と一緒で、ある意味で表裏一体

万人に受け入れられやすいということは
裏を返せば、斬新さ新規性を感じてもらえにくく、
ある意味、埋もれてしまう配色にもなりやすい、ということです。

やはり、何事も、
目的や用途に応じてどこで折り合いをつけるか
何をよしとするか

潔く決めることが大切ですね。

色の波長が整えば、
それが(ラジオやテレビの波長と一緒で)クリアな音声となって、
配色言語色のメッセージ)も届きます。

COCOLOR(ココカラー)代表 都外川八恵

  
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