2020年1月8日(水)19:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.79〜
昨日、色の連想についてほんの一部だけお届けしましたが、
今日、お届けするのは、
その色の連想を応用した企業や商品のイメージについて!
企業・商品イメージと色の連想
色の連想は、
企業のイメージ作りに効果的に使われています。
企業の理念や姿勢を色で伝える
CI(コーポレートアイデンティティ)カラーが好例です。
このCIカラーでは、一般的に
赤を使用すると活動的なイメージに、
青を使用すると信頼感や誠実さをアピールでき、
緑を使用すると自然環境に配慮した優しいイメージ
になるとされています。
また、色の連想は、次の商品群のように
原材料の色を商品のパッケージカラーに取り入れるなど、
企業の商品戦略にも多く活用されます。
CIカラーは、赤→青→緑の順によく使われますが、
これはいい悪いではなく、
企業理念やブランドコンセプトが
いかに色に乗せて、人に伝わるかがとても重要です。
例えば同じような赤でも
微妙な色相や色調の変化を
無意識のうちに(潜在レベルで)
人の心は感じ取ってしまうため、
赤でも微妙に差別化が必要など、
実はとても奥深く、繊細な部分です。
ですから、こだわりの色ができあがったら
この色がブレないように
徹底的に守り抜いて、
徹底的に使い抜いて行くこともとても大切です。
色を生みい出すことは、
子を生み育んで行く親の気分ですね。
色は好みやセンスの世界だけではなく、
物理的な世界と心理的な世界の融合。
だから、カラーコンサルタントという職業が成り立つのです。
by
経営者を35億通りの色で強運体質にする
色に恋して船で旅する
ロジカルカラーブランディングスタイリスト
COCOLOR代表
都外川八恵