色は質感を伴う〜物体の透明感が異なって見える正透過と拡散透過

2020年1月28日(火)19:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.99〜

今日は、色の見え方に多大な影響を与える、
物体の表面や内部についてご紹介します。

昨日は光を反射する反射物体についてでしたが、
今日は光を透過する透過物体についてです。

透過にも正透過拡散透過の2 種類があります。
光が当たった物体の表面や内部の状態によって透過の仕方が異なり
物体の透明感が変わってきます。

正透過と拡散透過

 

正透過とは、
物体に入った光がそのまま直進して反対側に出てくる状態のこと。

透明ガラスのような滑らかな面を透過
するため、
物体は透明感があるように見えます。

これに対して拡散透過とは、
物体に入った光がさまざまな方向に散らばって出てく状態のこと。

曇りガラスのような凹凸のある面を透過するため、
物体は不透明な感じに見えます。

繰り返しになりますが、大事なのでもう一度。

「色は質感を伴う」

という言葉があります。

物体表面の質感によって
色の印象もだいぶ変わります。

光のプロフィールも大事、
物体のプロフィールも大事、
眼の状態も大事、

全ての条件が大事な色の見えです。

by
経営者を35億通りの色で強運体質にする
色に恋して船で旅する
ロジカルカラーブランディングスタイリスト
COCOLOR代表
都外川八恵

  
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