2020年3月28日(土)19:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.157〜
ルードやジャッドの色彩調和論でも、
自然現象や日常の中で見慣れている配色は
調和しやすいとされています。
自然から学んだ配色技法には、
① ナチュラルハーモニー(ナチュラル配色)
② コンプレックスハーモニー(コンプレックス配色)
③ ドミナント
の3つがあります。
今日はその三つ目をご紹介します。
ドミナント
ドミナントとは「支配的な」「優勢な」という意味です。
朝焼けや夕焼けの風景は
全体が赤みがかった色相で統一されて見え、
霧がかかった風景は
全体が灰みがかったグレイッシュなトーンに統一されて見えます。
このように、
全体をひとつの色相やトーンなどで支配することで
統一感やなじみ感が表れ、まとまって見えることを、
ドミナント効果といいます。
ドミナント効果には主に、
色相をまとめた色相のドミナント、
トーンをまとめたトーンのドミナント以外にも、
明度をまとめた明度のドミナント、
彩度をまとめた彩度のドミナントがあります。
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色相でも
明度でも
彩度でも
トーンでも。
どれか一つでもドミナントされていると
バラバラの中に統一感が生まれて、
心地よいと感じるわけです。
どれもこれも、
自然界が全て教えてくれていることです。
by
経営者を35億通りの色で強運体質にする
色に恋して船で旅する
ロジカルカラーブランディングスタイリスト
COCOLOR代表
都外川八恵