2018年11月5日(月)7:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.13
「配色調和論」と言われるものは、世界中で数々あります。
それはそうですよね。色々な人が色々なことを言う。
これ、どの世界にもあることです。
どれが正解&不正解ではなく、
大切なのは、目的や用途に応じて適切なものを選ぶこと。
でも、ある意味日本で生まれた有名な「配色調和論」と言うものはありません。
残念?・・・?
いえ、特質です。
あれも素敵、これも素敵、あれもいいわね、これもいいわね、
・・・と、ある意味どれも受け入れられるのが日本風。
自然界との調和、自然界と共存するかのよう。
一方で「なぜ素敵と思うのか?」「なぜならば・・・!」と、
素敵なものを、ただ素敵ねで終わらせないのが欧米風。
ですから、有名な「配色調和論」としていい継がれているのは
欧米で生まれたものがほとんどです。
白黒はっきりさせる特質。
でもやはり、どちらがいい&悪い、正解&不正解ではないのです。
大切なのは、目的や用途に応じて適切なものを選ぶこと。
組み合わせとしていい&悪いは、
人間関係やチームビルディングと一緒で、
目的や用途に応じて変わるのです。
やはりしかし、ビジネスの世界おいては「なぜならば・・・」が必要な世界。
「素敵でしょ?」ではなかなか通じない。
「○○○だから、この配色が適していると思います。」と言えるのがやはりプロ。
「お似合いになりますね。」は誰でも言えますが、
「○○○だから、お似合いになりますね。」と言えるのがやはりプロ。
また、世界中に数々ある「配色調和論」ですが、都外川的にまとめると究極こうです。
それはズバリ、
「統一と変化のバランス」
「統一感」の中にも多少の「変化」。
「変化」の中にも多少の「統一」。
・・・これに尽きます。
統一感だけでも人間飽きますので、
多少の変化をつけたほうがいい。
かといって変化だけでも何が言いたいかわからない配色になるので、
多少の統一感(筋)は通したほうが良い。
やはり、バランスです。
これこそ究極の調和です。
例)色相を統一したらトーンは変化をつける
(色相をまとめたら、トーンは離す)
例)トーンを統一したら、色相は変化をつける
(トーンをまとめたら、色相は離す)
色も男女関係も。
飽きさせないようにするには、自分の色を生かしながら
付かず離れずのバランスが大切かもしれないですね(笑)
COCOLOR(ココカラー)代表 都外川八恵