2020年1月22日(水)19:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.93〜
そもそも色はどこに存在しているのでしょうか。
昼間の太陽光(昼光)を、
ガラス製のプリズムに通すと、
虹色の光の帯(スペクトル)が現れます。
これは光の屈折を利用したもので、
波長によって屈折率が異なるために、
光に含まれた色が分かれて現われるのです。
このように、光を波長ごとに分けることを
分光(ぶんこう)といいます。
分光された単一波長の光である
単色光(たんしょくこう)を見てみると、
太陽光はさまざまな波長の光で構成された
複合光(ふくごうこう)であることがわかります。
複合光も、
複数の波長がぼほ均等にバランスよく集まると、
無色透明な白色光(はくしょくこう)となります。
普段、
昼間の太陽光にほとんど色みを感じないのは、
このためです。
光が存在するためには影が必要です。
光があって、影があるから、
その間に無限の色が広がっているのです。
無色透明に感じる太陽光。
その中に、私たちが生きるために必要な
色のエネルギーが全部含まれているのですね。
by
経営者を35億通りの色で強運体質にする
色に恋して船で旅する
ロジカルカラーブランディングスタイリスト
COCOLOR代表
都外川八恵