2020年1月26日(日)19:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.97〜
今日は、物体が持つプロフィールを表す
分校反射率(分光透過率)曲線
についてご紹介したいと思います。
物体のプロフィール・分光反射率曲線
光を通さない反射物体が、
どの波長の光をどれだけ反射するか、
という特性をグラフに表したものを
分光反射率曲線といいます。
グラフの横軸は可視光の波長範囲を示し、
グラフの縦軸は光の反射率を示してます。
分光分布が「光のプロフィール」なら、
分光反射率曲線は「物体のプロフィール」ともいえるでしょう。
グラフを見れば、
物体が反射する波長の光やその強さを知ることができます。
また、光を通す透過物体では、
同様のグラフを分光透過率曲線といいます。
縦軸が光の透過率となりますが、
グラフの見方も同じで、
山が高いほどその波長成分を多く透過するため、
その色みが強く見えます。
いずれも分光分布と同様に、
400 ~ 700nmの波長範囲で表されるのが一般的です。
カラーコーディネーターといっても
意外と科学的な要素や物理的な要素が加わるということを
垣間見ていただけましたでしょうか。
色彩の世界は決して
感覚や感性や心理学の世界だけではなく
理論や光学や物理学の世界でもあるのです。
明らかに数値化できる世界ですから、ね。
by
経営者を35億通りの色で強運体質にする
色に恋して船で旅する
ロジカルカラーブランディングスタイリスト
COCOLOR代表
都外川八恵