2019年1月7日(月)7:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.38〜
今日から仕事始めの方がほとんどだと思います。
年越しをし、お正月を迎え、
日本の伝統文化にたくさん触れた方も多かったのではないでしょうか。
昨日は、日本の伝統色の一つである「かさねの色目」についてお伝えしました。
一方、JIS(Japan Industrial Standard)日本工業規格では、
現代まで生き残ってきたたくさんの色名の中から、
様々な専門分野や産業分野でも
その色の意味や色自体が比較的よく知られていて
実用的な面でも価値があるとみなされている色名
合計269色(和色名147色、外来色名122色)を
物体の色を表す慣用色名として制定しています。
参考資料
http://machizukan.net/DK/bg_color_jis/file.pdf
慣用色名は、ある程度の幅を持った色を表すもので、
あくまでも色の雰囲気や世界観を伝えるのに適したものです。
そのため、厳密な色表示や色指定をするには向いていませんが、
それでも、色名の由来が織りなす世界観を読んでいるだけで
色っぽい&艶っぽい雰囲気になれるものです。
このJIS慣用色名の中に、もちろん
古来よりずっと使われ続けてきた伝統色名もたくさん含まれております。
色の名前はある意味ではあてにはなりませんが、
色の楽しさを教えてくれる、とっても素敵な世界です。
COCOLOR(ココカラー)代表 都外川八恵
※下記の色名の由来はかなり簡略化したものです。