2019年1月18日(金)7:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.49〜
L*a*b*色空間は、物体の色を表すのに、
様々な分野で使用されている有名な表色系です。
1976年に国際照明委員会(CIE)で規格化され、
日本でもJIS(JIS Z 8781-4)において採用されています。
右図は、L*a*b*色空間を立体的に表したものです。
左図は、L*a*b*色空間を水平方向(緑方向−赤方向)に切った断面図です。
明度をL*
色度をa*とb*で表します。
(色度とは、色相と彩度のこと。明度については表していません)
また、
a* は、赤方向
-a*は、緑方向
b* は、黄方向
-b*は、青方向
を表します。
数値が大きくなり外側になるに従って色あざやかになり、
中心になるに従ってくすんだ色になります。
りんごの色度(色相と彩度)は
a*=47.63と、b*=14.12が交差する(A)点
りんごの明度は
L*=43.31の(B)点
このりんごの色を言葉で表すと
「赤方向の色相で、あざやかな色」
となります。
私も毎年セミナーさせていただいてお世話になっている
コニカミノルタさんのHPにも
美しくまとまっておりますので、
ぜひご覧くださいね。
COCOLOR(ココカラー)代表 都外川八恵