クリスマスらしい配色〜「ダイアード」

2018年11月26日(月)7:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.24

「色相環から規則正しく選んできた色は調和しやすい」
という考え方があります。

2色配色(直線):ダイアード(180度の関係)※補色色相配色と同じ
3色配色(二等辺三角形):スプリットコンプリメンタリー
3色配色(正三角形):トライアド(120度×3の関係)
4色配色(四角形):テトラード(90度×4の関係)
5色配色(五角形or正三角形+白+黒):ペンタード
6色配色(六角形or正四角形+白+黒)・へクサード

今日はダイアード
ダイアードの中でも、特にこのシーズンならではのダイアード

我が家も玄関先にポインセチアを買いました。

玄関ドアにはクリスマスリース

青緑はベタかもしれないけれど、
やはりクリスマスシーズンならではのダイアード配色

クリスマスが終わると、お正月らしい南天の季節。
こちらもダイアード配色です。
 

青緑に限らず、色相環180度に割った、
対抗位置にある関係は全てダイアード配色(補色色相配色)です。

青緑同じ高さにあるので、同じ明度
このような配色は実は
地色」(背景色)と
図色」(文字色)などには向きません。

ギラギラとしてハレーションを起こしてしまい、
文字が大変に読みづらく
色の差がわかりづらい色覚の方にはほとんど差がわからないので
広告などには不向きです。

 

その場合には、縦の上下関係に差をつけたダイアードにしてあげましょう。
(例:黄と青紫など。縦の斜めの関係でもGOODです。)

そうすることで明度差がつきますので、
大変に見やすく読みやすいダイアード配色になります。

見えづらく読みにくい配色だなと思ったときは
白か黒のセパレーションカラーを挟んであげれば
解消することができます。

ぜひ試してみてくださいね。

COCOLOR(ココカラー)代表 都外川八恵

  
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