2020年3月27日(金)19:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.156〜
ルードやジャッドの色彩調和論でも、
自然現象や日常の中で見慣れている配色は
調和しやすいとされています。
自然から学んだ配色技法には、
① ナチュラルハーモニー(ナチュラル配色)
② コンプレックスハーモニー(コンプレックス配色)
③ ドミナント
の3つがあります。
今日はその二つ目をご紹介します。
コンプレックスハーモニー
ナチュラルハーモニーとは逆に、
黄(8:Y)に近い色相を暗く、
青紫(20:V)に近い色相を明るくした配色を、
コンプレックスハーモニー(コンプレックス配色)
といいます。
コンプレックスは「複雑な」という意味で、
自然界では見られない配色となり、
不調和に感じる一方で、
新鮮な調和を感じることもあることから、
不調和の調和とも呼ばれます。
色相差の関係は、
同一色相(色相差0)と無彩色以外であれば、
どの色でも使えます。
不調和の調和
・・・だなんてよく言ったものですね。
人間、
見慣れすぎても、
調和しすぎても、
「アキ」がくるというもの。
だから、
調和していてもどこか不調和だったり
不調和のようでいてどこか調和していたり
その塩梅が、なんとも言えない
絶妙なバランスなんですね。
人間関係と一緒(笑)
・・・深い。
by
経営者を35億通りの色で強運体質にする
色に恋して船で旅する
ロジカルカラーブランディングスタイリスト
COCOLOR代表
都外川八恵