利休鼠(りきゅうねず)〜美しき色名の世界vol. 268

2019年10月12日(土)19:30

今日は、広島ガーデンパレスで開かれた
印刷産業夢メッセ2019にて
コニカミノルタさんの枠で講演させていただきました。

タイトルは
色で変わる×色で変えられる広告効果
〜色ができる×色でできるブランド戦略と販売促進〜

私の真骨頂です。

コニカミノルタさんの印刷機では
だいぶクリア鮮明な、
特色に近い色が出せるようになってきました。

鮮やかな色も魅力ですが、
くすんだ色も魅力です。

極彩色渋い色
ハレ
日本にはその両方の文化があります。

今日は日本の伝統色を代表する
こちらの渋い色をご紹介します。

利休鼠(りきゅうねず)DIC-N953  緑みの灰色

利休葉緑緑みを形容したもので、
緑みがかったグレイを言います。
日本のような湿気の多い気候のところでは
(きり)や(もや)がたちこめ、
草木の緑も、遠くからはこのような色に見えることがあります。

利休鼠は、実際には、灰色が少し緑みがかったような色

利休がついた色名はそのほかにもありますが、
利休がつくとどれも少し緑みがかったような色になります。

例)利休白茶(りきゅうしらちゃ)DIC-N812

「緑」を千利休の「利休」とかけるところが
名実ともに渋いですよね。

by
経営者を35億通りの色で強運体質にする
ロジカルスタイリング&カラーブランディングコンサルタント
都外川八恵
毎朝&毎晩7:30更新❣️
Violet都外川の色彩学&スタイリングレッスン&コラム

  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

よく読まれている記事