2019年5月18日(土)19:30
我が家には柴の木が2本あります。
去年この家を建てる時に、
私のたっての希望で植えてもらったもの。
実家の庭にも柴の木があったんです。
あまり意識していないですが、
きっと幼少期のいい思い出なんでしょうね・・・
5月になり、柴の木もグングン元気になって来ました。
まだまだ細い木ですが、
毎年毎年成長を追っていくのが楽しみです。
今日はそれにちなんだ日本の伝統色をご紹介します。
柴色(ふしいろ)DIC-N774
柴を「ふし」と読むことは、日本書紀にあります。
柴木(しばき)の煎汁で染めた灰みの茶色を言います。
のちに路考茶(ろこうちゃ)とも呼ばれました。
これは歌舞伎の女形(おやま)で
2代目瀬川菊之丞の称号からきた色名で、
この人気俳優の名前とともに流行しました。
「四十八茶百鼠」(しじゅうはっちゃひゃくねず)と言う言葉があるように、
かつては48種類の茶色と100種類のねずみ色(実際はそれ以上あったと言われています)
・・・を呼び分けて、使い分けていたとされる日本人の繊細な美学がありました。
日本ならではの四季折々の大切な色、
令和の時代になっても受け継ぎ、
そしてこれからもずっと残して行きたいものです。
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ロジカルスタイリング&カラーブランディングコンサルタント
COCOLOR代表
都外川八恵