深緋(こきひ)紅緋(べにひ)〜美しき色名の世界vol.109

2019年5月6日(月)19:30

GW最終日の今日は、豊洲のキッザニア東京
娘を連れて初めて行ってきました。

あまり馴染みがなかったのですが、
KidZaniaのロゴって深い赤(深緋)深い橙(紅緋)の組み合わせなんですね!
子供を対象とした施設ながら、深みのある色を使っているのだな〜と少し意外でした。

今日は、そこからイメージした日本の伝統色をご紹介したいと思います。

深緋(こきひ)DIC-N725

大宝令延喜式の服色にこの名があります。
深緋を「くろあけ」または「ふかきあけ」と読みました。
茜根(あかね)に紫根(しこん)を混ぜて染めました。
しかし実際はもっと彩度の低い色であったとされています。
(1月誕生色)

紅緋(べにひ)DIC-N972

紅花(べにばな)と
支子(くちなし)黄檗(きはだ)鬱金(うこん)
などの黄色染料との交染(こうせん)による華やかな色で、
今にいう緋色はこれに近いです。

ちなみに、浅緋(うすあけ)というのもあって、
これは「うすあけ」と読み、淡くソフトになったような色です。

同じ緋色でも、「」「」「」・・・など
頭につける漢字一文字が変わるだけで、ニュアンスがガラっと変わるので面白いですね。

「令和」の元号の発表にも大注目しましたが、
一文字に込める思いは大変深く大きいものがあります。

色も一色に込める思いを深く大きいものにすると
カラーブランディング=売上アップに成功しますよ。

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ロジカルスタイリング&カラーブランディングコンサルタント
COCOLOR代表
都外川八恵
 

  
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