同じ配色でも〜目的や用途によって使い分ける

2018年12月19日(水)19:30

今日は、トリートメントとヘアカラーをしに渋谷の美容院へ。
街中はすっかりクリスマスモード。

赤と緑の配色は、ほぼ補色の組み合わせ。
しかも色相環上で、左右対称の位置
高さがほとんど同じなので、明度がほぼ一緒です。

赤と緑の配色は、クリスマスモードを大いに盛り上げてくれますが、


広告となると微妙です。
可読性(かどくせい:文字の読みやすさ)や
明視性(めいしせい:図形の見えやすさ)は
あまりいいとは言えません。

色覚のタイプ血液型のように実は人それぞれ。

赤と緑読みにくく見えづらい、という人は結構います。
実際に、白黒コピーを取るとほとんどその差がわからない。
なぜなら「明度差」がないためです。

すでに知名度も高くブランド力が浸透しているものなら
可読性明視性が多少低くてもいいのかもしれませんが、
まさにこれから、という対象物や
必ず万人に伝えたい、という対象物にはあまりお勧めしません。

実際に、安全色彩などではタブーとされる配色で、
交通標識などには使われておりません。

では、赤と緑を使いながら、
可読性明視性をあげるにはどうしたら???

・・・それは「」などの明度差が異なる色を挟んであげれば良いのです。
すなわち「明度差」をきちんとつけてあげることです♫

同じ配色でも、使う目的や用途に応じて
その是非可否は随分と異なるものなのです。

COCOLOR(ココカラー)代表 都外川八恵

  
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