2019年2月27日(水)19:30
今宵は、倫理法人会で出会った女子仲間と
アジアンダイニングで濃密トーク。
アジアン系のお店のエクステリアやインテリアでは欠かせない茶色。
今日はその茶色のお話。
茶色って地味な印象ですが、
実は色相やトーンの幅が広くって、
四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねず)と言う例えがあるくらい
色名の幅がたくさんあるんですよ。
(48種類の茶色の名前と、100種類の鼠色の名前、という意味)
海老茶(えびちゃ)暗い黄みの赤
葡萄の古名を「えび」と言いました。
平安時代の「えびいろ」は山葡萄の果実のような暗い赤紫のことです。
近世に葡萄を「えび」とは読まなくなったので、
伊勢海老の色が連想されて、
その茶色みがかった色を海老茶と言いました。
明治になって女子学生や女教員の間で袴をはく風俗が現れますが、
その袴にこの色が多く使われました。
鳶色(とびいろ)暗い黄みの赤
江戸時代の前期から用いられるようなった茶色染色の色名。
大空を旋回する鳶の羽根のような色のことですが、
鳥の羽根の色から取られた色名としては
鶸色(ひわいろ)に次いで古いとされています。
藤原時代の武士の狩衣(かりぎぬ)などによく用いられた色名。
染め色の鳶色は楊梅皮(ももかわ)と蘇芳(すおう)とで染め、
これよりも濃く赤みを帯びた色になります。
茶色も赤茶から黄茶まで・・・色々あります。
自分に似合う茶色のニュアンスを楽しめるようになると、
不思議と茶色なのに色気が出ますよ。
経営者を色で強運体質にする
ロジカルスタイリング&カラーブランディングコンサルタント
COCOLOR代表
都外川八恵