2018年9月29日(土)
すっかり秋めいてまいりましたね。
昨日は、娘の7歳の七五三の前撮りでした。
9月の平日はまだ安いので滑り込みセーフ、
いつもバタバタの我が家です。
様々なお着物の中から選んだのはこちら。
彼女のバースカラー(イエロー)をベースに、
主人のバースカラー(イエローグリーン)
私のバースカラー(パープル)がポイントになっています。
バースカラーとは?▶︎スクロールして一番下
https://www.cocolor.biz/service/individual/
お着物だけで選んだ時は、子供の七五三としては地味かしら?
と思ったのですが、小物合わせを終わってみると、一転!
侘び寂び、ハレとケ、派手地味感・・・
日本のお着物の奥深さや、色合わせの楽しさを改めて認識した時間でした。
日本には美しい四季があります。
その自然界の美しい移ろいを、
お着物の色合わせに取り入れて季節感を表現し、慈しんだ日本人の美学。
和服の美学。
また、美しき日本伝統色の世界には、
平安時代後期に生まれた重の色目(襲の色目)というものもあります。
平安貴族の衣装の、表地と裏地の配色(重ね)や、
十二単など下着から上着に至る複数の衣どうしの配色(襲ね)があり、
春夏秋冬に応じた季節ごとの配色(130種)と、
一年を通じて使われるもの(66種)があり、
それぞれの配色に応じて四季折々の草花や風景から取った
美しい配色名がつけられています。
これらは「世界最古の配色便覧」とも称され
まさに世界に誇るべき和の文化と言えるのではないでしょうか。
参照例▶︎http://costume.iz2.or.jp/color/
参照例▶︎http://www.ikiya.jp/kasane/top.html
秋は何かと、重ね着が楽しくなってくる季節。
日本人のDNAに密かに息づいている繊細な配色センス。
現代の私たちらしく様々な色合わせも楽しみたいものですね。
COCOLOR(ココカラー)代表 都外川八恵