2019年2月17日(日)19:30
今宵は、バンタンデザイン研究所にて色の講義。
講義のテーマに合わせて、装いを変えるようにしています。
自分のアイテムを題材に喋れるから。
今宵はバースカラーのお話なので、
私のバースカラーである紫をテーマにスタイリングしました。
ということで、今日、ご紹介するのは紫系のお色。
菫の花に見る綺麗な青紫色。
英名ではバイオレット(Violet)。
青紫系の英色名としては最も古いものの一つ。
その記録は14世紀とされていますが、
この色名が知られるようになったのは1666年のニュートンの
可視スペクトルの発見がきっかけです。
彼は虹の七色の一番短波長側の色をバイオレットと呼びました。
バイオレットより短い波長は菫外線(紫外線)となります。
似たものにパープルもあります。
パープル(あざやかな紫)
古代ギリシャ語のporphura、
ラテン語のpurpuraなどに由来する紫の名称。
英語のパープルは10世紀頃に生まれたようです。
これらは色の名前が先なのか、
古代紫と言われる貝紫を採取する一種の、
骨貝のプルプラ貝の名前が先だったのかはわかっていません。
紫というと、古今東西、いまだに高貴なイメージに思われがちですが、
それは、自然界において紫を染められる染料が非常に希少だったこと
濃く染めるには重ね染めなど手間暇がかかったこと、などが関係しています。
ですが、化学染料が発達した現代では、自由に染められるようになりました。
似合う色(パーソナルカラー)的に言うと、
実は紫は、どのようなタイプの血色の方にも意外と似合ってしまう、
人を選ばない色なんです。
敷居が高そうに思われるかもしれませんが、
少し用いるだけで、綺麗におしゃれに見られがちな色でもありますので、
ぜひ、トライされてみてくださいね。
経営者を色で強運体質にする
ロジカルスタイリング&カラーブランディングコンサルタント
COCOLOR代表
都外川八恵