麴塵(きくじん)〜美しき色名の世界vol. 249

2019年9月23日(月祝)19:30

今日は、いい天気の1日でしたね!

お出かけしようかとも思いましたが、
ねずみの国と海でお金を使いすぎたので
今日はじっとしていようということになり・・・
気候も良くなってきたので、
秋にフリーマーケットを予定、
その準備たるや、家の中の大掃除と相成りました。

昨日、日本の伝統色山鳩色についてご紹介しましたが・・・
その別名の麴塵(きくじん)を今日はご紹介します。

麹塵は「ちり」とも読みますよね。
大掃除=ちり、つながりということで(苦笑)

いずれも、灰黄緑とあるように
くすんだ黄緑色のような色です。

麴塵(きくじん)DIC-N822  灰黄緑

(こうじ)の花の色からきた色名で、
天皇の平常の袍(ほう)の色とされ、禁色でありました。
青白橡(あおしろつるばみ)と同じく
刈安と紫草の交染で染められ、
見る方向や照明の違いで複雑な見えを呈する
メタリック効果のある色です。
山鳩色と名付けられた色も同じ色です。

グレイッシュな色複雑な感じも呈するので、
深み味わい奥行きがありますよね。
日本のハレとケ、の両極端の一端を担うような色です。

経営者を色で強運体質にする
ロジカルスタイリング&カラーブランディングコンサルタント
COCOLOR代表
都外川八恵

  
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