2019年2月3日(日)19:30
今日は節分。
節分(せつぶん/せちぶん)は、雑節の一つで、
各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことを言います。
節分とは「季節を分ける」ことも意味しています。
江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多いそうです。
地域によって風習は違いますが、
ひいらぎ (柊) の枝にいわしの頭をつけて門戸にかざしたり、
日暮れに豆まきをして追儺 (ついな。厄払い) を行う習慣がありますよね。
私は、日曜の夜だというのに、デザイン専門学校で授業なので、
まさに名の通り?「鬼は外」です(笑)
暦の上では明日から春。
ちょっと気分もウキウキしてきますね〜🎵
今日にちなんだ色は「大豆の色」を取り上げたいと思います。
素色(しろいろ)
「しろいろ」は、さらさない繊維そのものをいいます。
フランス名のエクリュ(ecru)やベージュ(beige)と同じ意味の色名。
この名は随分古い時代から日本にありました。
生成り色(きなりいろ)赤みを帯びた黄みの白
何も加工しない生地のままの繊維の色を表したごく新しい流行色の色名の一つ。
工業技術社会がもたらしたあまりにも人工的な生活環境に対する反省と反発から
素朴な自然志向の時代風潮が生まれ、色名もこのように古典回帰を志向することになりました。
ベージュ 明るい灰みの赤みを帯びた黄
ベージュは13世紀頃のフランス語で「未加工、未漂白、未染色」の毛織物の色の名前でした。
イタリア語で「詰め物の綿くず」のことだったこともあります。
それが19世紀には英語の流行色の色名として高級な色のシンボルとされるようになりました。
日本では、生成り色の範囲を総称する名前として、慣用されています。
エクルベイジュ うすい赤みの黄
エクルもベージュもフランス語。
エクルは「さらしていない」「生の」という意味。
ベージュも未加工の羊毛のような色のことで、二つ合わせても生成り色ということ。
それが19世紀にファッションカラーとなり、薄茶色の流行語の色名になりました。
アイボリー 黄みのうすい灰色
象牙は古代ローマですでに装飾や工芸品に用いられてきました。
英語の色名アイボリーも14世紀には使用されていたようです。
フランス語のイボワール(ivoire)という色名の出現は英語より200年は早かったと言われています。
似たような色名がたくんありますが、
どれも豆まきに使うお豆のような色ですね。
自分の歳の数だけ、あるいは歳の数+1つ多く食べて邪気を払い、
新しい季節を迎える準備をいたしましょう🎵
COCOLOR(ココカラー)代表 都外川八恵