2019年10月13日(日)19:30
今日は台風も退いて穏やかな日でしたね。
退職という言葉がありますが、
色にも「退色」という言葉があって、
色があせて、明るく薄く(色みが弱く)なっていくことを言います。
(高明度&低彩度になっていく)
今日は、紅色が色あせたような
こちらの日本の伝統色をご紹介します。
退紅(たいこう)DIC-N968 くすんだ黄みの赤
褪(あ)せた紅染めの色を言います。
平安時代の下官の狩衣(かりぎぬ)などに用いられた色です。
似たように赤が色褪せたような色として
緋褪色(ひざめいろ)も以前にご紹介しましたが
退色(たいこう)は、その色よりもさらに薄く
かなり色褪せた色です。
赤みの薄いベージュといった感じでしょうか。
何れにしても、昔から薄い色は
身分が高くない人の色でしたね。
何はともあれ、台風は退いてくれてよかったです。
by
経営者を35億通りの色で強運体質にする
ロジカルスタイリング&カラーブランディングコンサルタント
都外川八恵
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