2019年7月20日(土)7:30
〜Violet都外川のスタイリングレッスンvo.224
今日は、パーソナルテクスチャー®️のお話。
画像はMILLEPORTEさんからお借りしました。
次のジャケットは、いずれも、
同じブランドさんで「ベージュ」として売られている商品です。
色は微妙に異なり、
素材や形は全く異なるのですが、
今回は「素材の違い」に着目してみたいと思います。
「色は質感を伴う」という言葉があるのをご存知でしょうか?
同じ色でも、質感が異なると、
ガラっとまた違った印象になるということです。
デザインの3要素の「色、質感、形」の中でも
特に色と質感は密接。仲良し&こよしです。
上の写真も
1枚目はツルんとした生地で、かなりクールな印象
2枚目は風合いのある生地で、あたたかみのある印象
・・・になっているのではないのかな?
・・・と思います。
2つの写真が全く同じベージュだと仮定しても、
その結果はほとんど変わらないと思います。
例えば、色素的に相性が悪く似合わない色だとしても
似合う素材で用いたらなんとか着られる場合もあります。
また、色数を抑えたモノトーンやワントーンコーデほど、
質感の違いに目が行きやすくなります。
加えて、色のインパクトがあまりない控えめな色が似合う人ほど
(素材のインパクトではなく)
素材の上質さで勝負すると個性が輝きます。
同じ色や素材でも、
人工的に、人の手をかけてアイロンをきちんとかけたほうが似合う方もいますし、
(そういう方は洗いざらしだと、家着のような印象になります)
自然に、人の手をかけずに洗いっぱなしなどの風合いがある方が似合う方もいます。
(そういう方は、均一な感じだと、つまらなく着られた印象になります)
視覚のうち色が占める割合は8割なので、色が語ることはとても多いのですが、
色と質感は密接なので、質感が語っていることも実は意外とあります。
素材の違いにもぜひ目を向けてみてくださいね。
by
経営者を35億通りの色で強運体質にする
ロジカルスタイリング&カラーブランディングコンサルタント
都外川八恵
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