2018年12月2日(日)7:30
〜都外川先生のスタイリングレッスンvol.24
「似合う服」が知りたくてコンサルを受けに着ているのに
「着られない服はない」
・・・と言われたらそれはびっくりしてしまいますよね!
でもある種、間違いではありません。
本当にそうです。
よっぽどのサイズ感などが違わなければ。
ただ「組み合わせ方」がとても大事。
vol.2 スタイリングの世界の全体像
でも述べましたが、
ファッションは色と素材と柄と形の
用いる場所や面積(分量)のコントロールで決まります。
では、何のために?
似合うものを知るセッションを受けるのかというと
それは、自分とアイテムの距離感を知るためです。
似合うものを知るという作業は、
現在地を知る作業のようなもの。
でも、ファッションの目的地は無限です。
でも目的地の情報だけでは
行きたいところを目指すことはできませんね。
現在地がわからないと。
ナビと一緒ですね。
現在地を知らずして目的地を目指す作業は、
素材を知らずして料理するのと全く一緒です。
現在地と目的地の距離感が近ければ、
塩胡椒など簡単な味付けで済みますが
(スッピンでも似合うし、時短コーデが叶う)
距離感が遠くなれば遠くなるほど
調理時間や手間暇やコストがかかります。
(スタイリングで時間と手間とコストがかかる)
「似合わないけど好き」と言ったものもありますものね。
それらは、用いる位置や面積、
組み合わせるアイテムをかなり工夫する必要があります。
要は頭とテクニックを使う必要があります
・・・が、うまく頭とテクニックを使って組み合わせたものは
(アイテム単体としては似合わないかもしれないけれど)
「似合わせて」「着こなす」と言ったことが可能になります。
やはり、自分のことを知る作業って、
装うことだけではなく、
何事においても大事ですね。
COCOLOR(ココカラー)代表 都外川八恵