2018年12月19日(水)7:30
〜都外川先生のスタイリングレッスンvol.35
スタイリングレッスンvol.28にも書きましたが、
そのCTFマップを柄や形にも応用させて行きます。
「CTFマップ」とは、
デザインの三要素という原理原則である「色+質感+形」である
「Color」「Texture」「Form」を表すものでした。
言ってみれば、いわば、単なるイメージ分析から
今一歩具体化させた、感性スケールです。
デザインの三要素は原理原則で、
ある意味永久不滅ですから、
業種&業界&国境&時代を超えて使えるスケールだと思っています。
©️COCOLOR(ココカラー)
今日は「似合う」を分析するのに欠かせない
そのスケールの一部をご紹介します。
色は「色相+明度+彩度」という、明確な
色の三属性で分析&分類することができました。
それを質感や柄や形にも応用させて「たて&よこ&ななめ」の
三つの軸でシンプルに分析&分類しようと考えたのが基礎になっています。
【色相】
例)イエローベースの温かみのある色は、動的で曲線的で自然的な柄や形をイメージさせる
例)ブルーベースのクールな色は、静的で直線的で都会的な柄や形をイメージさせる
【明度】
例)明るい色は、線が細く、柄が小さく、短めでコンパクトな柄や形をイメージさせる
例)くらい色は、線が太く、柄が大きく、長めでインパクトな柄や形をイメージさせる
【彩度】
例)鮮やかでビビッドな色は、目立ち、際立ち、浮き立つ柄や形をイメージさせる
例)穏やかでグレイッシュな色は、目立たなく、なじみ、溶け込む柄や形をイメージさせる
というように、スケールを整えました。
※イメージスケールを色と質感と柄と形で整えただけであって、
分析結果が全て同じところに収まるというものではありません。
これは、シンプルで明快で、考え方や流派の違いを超えた、
永久不滅のテクニックとして使えるスケールです。
流派によって、何分類とか何タイプとか・・・
分類やタイプの数もマチマチなイメージ分析の世界。
そこに一石を投じるために、
これは「縦、横、斜め」というシンプルな3軸で分析しているため、
結果4分類ずつに分かれるという非常にシンプルなものです。
何よりも、お客様がこれ以上、迷うことなく、翻弄されることなく
自分の立ち位置や個性を把握できるようにするためのものです。
続きはまた明日。
COCOLOR(ココカラー )代表 都外川八恵