2018年10月29日(月)7:30
〜都外川先生のスタイリングレッスンvol.7
以前もレッスンで申し上げましたが、
似合う色だろうが、ファッションアイテムの色だろうが、
色を見極める基本は、色の三属性である「色相」「明度」「彩度」です。
パーソナルカラーのどんな協会だか流派だか先生だか知りませんが、
そこがオリジナルで作成した色のシステムに頼って、
そこの物差しやドレープでしか色を見極められないカラーリストがいたとしたら、
それは違いますね。
また、パーソナルカラーを見極めるとなった瞬間に
イエローベースかブルーベースに絶対分けなければ!
となってしまうのも違いますね。
これは「色相」に重み付けをすることになってしまう。
また、ベースカラーと明るさだけで分類してしまうのも違いますね。
これは、完璧に「彩度」を忘れてしまうことになってしまう。
色の三属性である「色相」「明度」「彩度」は、
業種&業界、時代や国境を超えて色を見極める基本。
3つすべて均等に公平に客観的に見て行くべきです。本来は。
それから、「似合う色」を見極めるのに、
その方が持っている肌質や髪質、パーツの大きさや形は一切関係ありません!
似合う色は、その方の「目」「肌」「髪」の色素だけで冷静に見て行くこと!
しかし、目や肌や髪の色素は、日焼けするしないや、退色するしないや、
年齢の移行などによって多少なりとも変化するもの。
カラコンだって自由に入れらるし、ファンデーションだってぬれるし、
ヘアカラーだって自由に染められます。
ですから、本来もって生まれたもので、冷静に診断して行く。
そうすることで、カラコンもファンデーションもヘアカラーも、
似合う色の傾向=いじるべき方向というものを知ることができるのです。
でも最も大事なのは、生まれてから死ぬまで一生変わらないとされる「血色」です。
これは特に、似合う色の傾向の中では「色相」(ベースカラー)に大きく関係するもの。
黄みの赤か、青みの赤か。
もちろん、あまり違わない(あまり気にしなくて良い)という方もいらっしゃいます。
人は大きく分けると「4タイプ」。
それぞれ「色相タイプ」「明度タイプ」「彩度タイプ」に分けられるので、
細かく分けると最低でも「12タイプ」には分けることができます。
【右上】スプリングタイプ
①色相タイプ「特にウォームな」春美ちゃん&春男くんタイプ
②明度タイプ「特に明るい」 春美ちゃん&春男くんタイプ
③彩度タイプ「特に鮮やかな」 春美ちゃん&春男くんタイプ
【左上】サマータイプ
①色相タイプ「特にクールな」 夏美ちゃん&夏男くんタイプ
②明度タイプ「特に明るい」 夏美ちゃん&夏男くんタイプ
③彩度タイプ「特に穏やかな」 夏美ちゃん&夏男くんタイプ
【右下】オータムタイプ
①色相タイプ「特にウォームな」秋美ちゃん&秋男くんタイプ
②明度タイプ「特に暗い」 秋美ちゃん&秋男くんタイプ
③彩度タイプ「特に穏やかな」 秋美ちゃん&秋男くんタイプ
【左下】ウィンタータイプ
①色相タイプ「特にクールな」 冬美ちゃん&冬男くんタイプ
②明度タイプ「特に暗い」 冬美ちゃん&冬男くんタイプ
③彩度タイプ「特に鮮やかな」 冬美ちゃん&冬男くんタイプ
〜つづく〜
COCOLOR(ココカラー)代表 都外川八恵