2018年10月26日(金)7:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.6、スタイリングレッスンvol.4
色が第一印象にいかに大事かは、色彩学レッスンvol.5を筆頭に今までも述べた通りです。
自分に似合う色を見極める時、「自分の色素」と「ファッションアイテムの色」の両方を見極める必要がありますね。
でも、いずれにしても、どちらも色の見極め方は一緒!!!
協会云々とか、流派云々とか、全く関係なく「色相+明度+彩度」です!!!
色の世界にもそれはそれはいろいろ〜な物差しがありますが、たまに自分が習った協会の?流派の?物差しでないと色を見れない方がいらっしゃいます。
それは違いますね。いずれにしても「色相+明度+彩度」が大切です!!!(笑)
今回は、PCCS(Practical Color Coordinate System)といって、日本色彩研究所さんのものを例に説明します。
日本色研事業株式会社 http://www.sikiken.co.jp/pccs/
「色相+明度+彩度」を「色の三属性」と言いますが、この3つが揃って初めて色の位置が決まります。
どれかがズレるだけで、それはすでにもう違う色となります。
①色相:色みの違い(色相環という輪の中の角度によって決まる)※時計に例えると何時方向を示す針の位置
②明度:明るさの違い(たて軸の位置によって決まる。上に行くほど明るく、下に行くほど暗くなる)
③彩度:鮮やかさの違い(よこ軸の位置によって決まる。右に行くほど鮮やかに、左に行くほど穏やかになる)
例えば・・・必ず
12時の位置には「黄」
3時の位置には「青緑」
6時の位置には「青紫」
9時の位置には「赤」
・・・がきていますが、
vトーンや、pトーンや、dkgトーンなど、トーンの位置が変わっても針の位置が変わらなければ、色相は同じです。
例えば、同じ12時の位置を見ても、「同じ黄」とは思えないほど随分と印象が違いますよね!
それは、明度と彩度(=トーン:色調)が異なるからです。
ちなみに、明度と彩度が似たものどうしをグループでまとめたものを「トーン(色調)」と言い、PCCSでは有彩色は合計12トーン、無彩色は合計5トーンに別れています。
つづく〜
※参考:都外川が以前勤務していたDIC Color Design 株式会社にて都外川が執筆したページ
http://www.dic-color.com/knowledge/pccs.html
COCOLOR(ココカラー)代表 都外川八恵