2018年10月20日(土)7:30
〜都外川先生の色彩学レッスンvol.3
レッスン1で色の漢字について
レッスン2で色の語源についてやってきましたが、
レッスン3では色の正体についてです。
色の正体は?
・・・と聞くと、
考えたこともない〜、染料や顔料?色素?絵の具?
・・・とおっしゃる方がいますが、どれも違います。
色の正体は、
漢字一文字で言うと「光」であり
漢字二文字で言うと「波長」や「波動」であり
漢字三文字で言うと「電磁波」です。
・・・「電磁波」なんです!!!
「色」=「光」=「波長」=「電磁波」
目に見える世界← →目に見えない世界
実は、目に見えるか目に見えないかの違いだけで、
それらの世界は隣り合わせ。
全てはイコールで全ては繋がっています。
可視光線(電磁波の380nmから780nm)の世界が目に見える世界=色の世界。
それ以外は目に見えない世界。
目に見えない「赤外線」と「紫外線」の間に、
目に見える「赤〜橙〜黄〜緑〜青〜藍〜紫」の色の世界が広がっています。
目に見える赤の隣(赤の外)には、目に見えない「赤外線」が存在しています。
目に見える紫の隣(紫の外)には、目に見えない「紫外線」が存在しています。
例えば、赤を見ると誰でも暖かく見えるし、
目隠しをしていても実際に暖かく感じるのですが、
赤と赤外線は波長が近いから働きも似ているのです。
面白いですね。
私たちは普通に目に見えない電磁波が存在していることを理解しているし、
目に見えない電磁波を目的や用途に応じて当たり前に使い分けています。
例)テレビを見たい時にはテレビ波
例)ラジオを聴きたい時にはラジオ波
例)電子レンジでチンしたい時はマイクロ波・・・
同じテレビ波だって、8chを見たい時にはそこにスイッチを切り替える。
同じラジオ波だって、聴きたい番組に周波数を合わせる。
波長を目的に合わせるから、クリアな映像や音が届けてもらえます。
当たり前の話です。
繰り返しますが、「色」は「目に見える電磁波」です。
なぜか「色」となった瞬間に、好きだ嫌いだから始まって、
好みや感覚だけで選んでしまってはいませんか???
その色で、本当に目的や用途が達成できますか???
色は、色として目に見えていながら、実はもう一方で、
それぞれの色ごとに、目に見えないけれど異なる波動を発しているのです。
目的や用途に応じて、賢く色を使い分けて行きましょうよ!
だって、色は電磁波ですから。
うまく使えばしっかり働いてくれるし、
誤った使い方をすれば、弊害が出てしまいますよ。
色を戦略的に使いこなして、ビジネスも人生もハッピーに!
COCOLOR(ココカラー)代表 都外川八恵